前回に続き、今回は賃貸のメリット・デメリットについて考えます。

まずいちばんのメリットは、とりあえずの出費が抑えられるということです。

空き家バンクの賃貸では、家賃が低く抑えられている物件が多いので、何かとお金がかかる移住というイベントの中ではこの点がメリットになります。

自己負担でのリフォームが必要なケースも多いですが、補助金を活用して出費を抑えることも可能です。

また、何かあってもすぐに引っ越せるという安心感があります。（何もなく無事に暮らせるにこしたことはないのですが…何があるかわからないのが人生です…）

次にデメリットとしては、ずっと住み続けられるのかが不安、ということがあります。

前回の購入に関する考察でも述べましたが、大家さんから退去を求められたりするケースもありますし、空き家バンクは古い家が多いので、老朽化とそれに伴う補修費用の観点から、長期的にはどこかでその家に住み続けることを諦めざるを得ない場面もありえます。

「購入か？賃貸か？」という問題はかなり奥が深く、唯一の答えはなさそうですが、自分自身の将来にわたる暮らしを考えた上で慎重に判断する必要があると思います。